みなさん、こんにちは!寝ぐせのようにピョコンと立った冠羽を持つ小さな鳥をみかけたことはありますか?それはきっと「ヒガラ」です。今回はヒガラの魅力に迫っていきたいと思います。
ヒガラはわずか体長11cmという小さな体。日本のカラ類の中でも一番小さな存在なんです。特徴はかわいい寝ぐせのような短い冠羽だけではありません。鮮やかな黒褐色の上面と淡褐色の下面を持ち、青みがかった灰色や黒褐色の羽毛を身にまとい、頬から後頸にかけての白い斑紋がとってもおしゃれ。
色合いがシジュウカラに似ているものの、全体的に一回り小さく、特徴的な黒い模様が首までの蝶ネクタイのようになっていることで区別できます。この模様は、シジュウカラのネクタイ、コガラのベレー帽と並び、覚えやすい識別ポイントの一つです。

食事は、木の上で見つけた昆虫やクモ、果実、種子などの雑食で、特にマツの種子が大好き。食べ物を木の隙間に貯蔵したりしています。春から夏にかけては、家作りの季節。ヒガラは、樹洞やキツツキのお家を借りて、苔や獣毛、羽毛であたたかい巣を作ります。
「ツピン、ツピン」という鳴き声は、ヒガラのさえずりの代名詞。シジュウカラやコガラといった他のカラ類に比べ、そのテンポは速く、高い声で鳴きます。彼らの鳴き声は、かつて「ひんがら」とも呼ばれ、その名の由来となったとも言われています。秋から冬にかけては、仲間たちと低地に移動して、暮らすこともあります。コガラやキクイタダキといった他の鳥たちと混じって、賑やかな群れを作るんですよ。
見かけは小さくても、その生態や行動には多くの魅力が詰まったヒガラ。次回、森を訪れる機会があれば、ヒガラを探してみてくださいね。身近な冠羽と、蝶ネクタイ模様を持つ小さな体を見つけた時の喜びは格別ですよ!

