みなさん、こんにちは!今回は、冬の訪れとともに日本に現れる訪問者、トモエガモについてお話ししましょう。寒い季節になると、私たちのもとに彼らが訪れます。
トモエガモは体長約37〜43cmの小型のカモです。最大の特徴は、なんといってもオスの顔に描かれた、鮮やかな巴(ともえ)模様。巴模様とは、渦巻きのような模様のこと。この美しい模様は黄白色、緑色、黒色で描かれます。オスの肩羽が風になびく様子も、とても絵になりますね。
メスは少し控えめで、褐色が基調ですが、嘴の基部の白い斑点がチャームポイント。オスほど派手ではないものの、彼女たちにもひっそりとした美しさがあります。

シベリア東部で繁殖したトモエガモは、冬が来ると日本をはじめとする東アジアへと渡来します。本州以南の日本海側でよく見られ、関東地方以西にも姿を見せる冬鳥です。
トモエガモは植物を主に食べる雑食性。種子や水生植物を好んで食べますが、昆虫や甲殻類も食べることがあります。群れをなして行動することが多く、時には500羽を超える大群を作ることも。
ただ、少し心配なのが、トモエガモは絶滅危惧種に指定されていること。ですが、最近では越冬する数が増えてきているようで、千葉県の印旛沼や島根県の宍道湖では、数千羽、時には数万羽もの大群が越冬する姿が見られるようになりました。
トモエガモをみかけたら、少し立ち止まってその美しさを楽しんでみてはいかがでしょうか。冬の寒さも、彼らの姿に癒されるかもしれませんね!では、また次回。

