ハシビロガモ、みんなでぐるぐる回転のひみつ!

豆知識

みなさん、こんにちは!私たちの身近な水辺には、ちょっぴり変わったお客様が訪れます。その名も「ハシビロガモ」。名前のとおり、嘴がひろーいこのカモたちは、見た目もちょっと変わっていて、食べ物の探し方もとってもユニークなんですよ。

ハシビロガモは体長約40cm。マガモカルガモより少し小さいです。オスは春から夏にかけての繁殖期には、頭部が鮮やかな光沢のある暗緑色に変わり、目を引く美しい姿を見せます。胸部は白く、体側は赤褐色で、独特の鮮やかな配色が特徴です。対照的に、メスや非繁殖期のオスは落ち着いた褐色系の羽色で、地面や枯れ草に溶け込むような控えめな色合いをしています。

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その名のとおり、最大の特徴はそのシャベルのように広いくちばしです。この独特な形状は、彼らの食事方法に関係しています。水面に浮かぶプランクトンや小さな水生生物を専門に食べます。広いくちばしを使って水ごと食物を吸い込み、くちばしの中のフィルターで水を濾し取りながら食事をします。彼らは独自の方法で他の鳥があまり食べない食物を得ることができるのです。

でも、最も驚くべき光景は、ハシビロガモの群れが見せるチームワークです。水面でグルグルと回転する様子は、まるでシンクロナイズドスイミングのよう。しかし遊びではなく、この行動の背後には、彼らの採食効率を高める知恵が隠れています。群れで回転することで、水中に渦をつくり、上昇水流を発生させ、その流れに乗ってプランクトンが中央に集まってくるのです。これにより、効率よく食物を摂取できるわけです。大きなお皿の上のお料理を集めているみたいですね。

ハシビロガモが好むのは、植物プランクトンが豊富な水辺。豊かな食事の場所を見つける彼らの知恵は、自然の中で生きるたくさんの生き物たちの生活を垣間見ることができる貴重なチャンスを与えてくれます。

次に湖や池でハシビロガモの群れを見かけたら、彼らがくるくると回転している姿をぜひ見てみてください。その自然の協調性のある食事方法に、きっと心がほっこりと温まるはずです。では、また次回!