世界で唯一の冬眠する鳥、プアウィールヨタカ

豆知識

みなさん、こんにちは!寒い冬、あたたかい布団から出るのが嫌なあなた、もし鳥に生まれ変われたら、プアウィールヨタカになってみてはいかがでしょうか。なんと、この鳥、冬眠するんですよ!

通常に、ヘビやカエルなどの爬虫類・両生類や、ヒグマのような哺乳類が冬眠するのはよく知られていますが、鳥で冬眠する種は、今のところプアウィールヨタカだけ。驚きですよね!

北アメリカ中西部の乾燥地帯に生息するこの小さな鳥は、体長約20cmと小柄。夜行性で、蛾やバッタなどの昆虫を食べます。冬が近づくと、岩の割れ目などに身を潜め、体温を18〜20℃まで下げて、約3ヶ月の長い冬眠に入るんです!

他の鳥も「日内休眠」という短期間の休眠をすることがあります。ハチドリやアマツバメ、ネズミドリなどが、ひと晩から数日間休むことが知られています。

地味な外見をしていますが、これが自然界での大きな防御手段。保護色によって周囲に溶け込み、昼間はほとんど目立ちません。また、卵を地面に産むことも特徴の一つです。プアイールヨタカは、口を大きく開けて威嚇音を出すことで、捕食者から身を守ります。鳥としては珍しく大きな口は、昆虫を捕食しやすくするための進化なのです。

「プアウィールヨタカ」という名前、どこかで聞いたことありませんか?そう、宮沢賢治の『よだかの星』に出てくる「よだか」は、ヨタカがモデルとされています。プアウィールヨタカもヨタカ科に属する鳥で、日本にいるヨタカとは近縁です。

この冬眠する鳥、プアウィールヨタカは、寒い冬を賢く乗り切る特別な技を持っています。冬眠は通常、哺乳類や爬虫類に見られる現象ですが、この鳥は例外。恒温動物であるにも関わらず、冬眠を利用してエネルギーを節約し、厳しい季節を生き抜くのです。

プアウィールヨタカのように、自然界にはまだまだ知られざる生き物の不思議がたくさんありますね。