ホトトギスの詠われる声に耳を傾けて

豆知識

みなさん、こんにちは!ホトトギスは、その特徴的な鳴き声とちょっと変わった子育て方法で有名な鳥です。日本では昔から詩や歌にたくさん登場して、多くの人に親しまれてきました。今回は、そんなホトトギスの魅力を楽しくご紹介しますね!

ホトトギスは体長約28cmで、ヒヨドリより少し大きくてハトより小さい感じです。頭と背中は灰色で、翼と尾羽は黒褐色。お腹は白くて黒い横縞が入っています。目の周りには黄色いアイリングがあって、これがまた可愛らしいポイントです!

(素材提供元:eBird / Lesser Cuckoo

ホトトギスは日本では夏鳥。日本へ5月中旬ごろにやってきて、九州以北で見ることができます。来るのが遅いのは、托卵する鳥の繁殖時期に合わせるためと、主食である毛虫が早春にはまだ少ないからなんです。ホトトギスは自分で子育てをせずに、ウグイスの巣に卵を産みつける「托卵」をします。でも、なかなか難しいので、たくさんの巣に卵を産む必要があるそう。

オスが大きな声でよく鳴くのは、広い範囲を自分の縄張りとして主張して、メスにアピールするためなんです。オスの鳴き声は「キョッキョッキョキョキョキョキョ!」とちょっと騒がしい感じで、「ホ・ト・・・・・ト・ギ・ス」とも聞こえます。早朝から夜にかけてよく鳴いて、その鳴き声は「本尊掛けたか」や「特許許可局」、「テッペンカケタカ」といった聞きなしでも知られています。

ホトトギスは日本の古典文学にもたくさん登場します。『万葉集』では153回、『古今和歌集』では42回、『新古今和歌集』では46回も詠まれているんです。多いですね!松尾芭蕉もホトトギスを詠んだ句を書いています。宝井其角の「この声で蜥蜴食らうか時鳥」という句は、ホトトギスが美しい声で鳴くのに、実際には虫を食べるという意外性で「人や物事は見かけによらない」という教訓を表現しているそうですよ。

ホトトギスは、その美しい鳴き声で古典文学や詩にも登場し、多くの人に愛されています。今でもその鳴き声を聞けるのは嬉しいことですよね。ぜひ、初夏の夜に耳を澄まして、ホトトギスの声を楽しんでみてください!では、また次回!