みなさん、こんにちは!オオバン、この名前を聞いたことがありますか?そのスタイリッシュな見た目と独特の生態で、私たちの身近な自然の中でひっそりとその生活を営んでいます。
体長約39cmにもなるバンよりも大きいオオバン。特徴は何と言ってもその色彩です。全身はエレガントな灰黒色をしており、その中でひときわ目を引くのが白いくちばしと額板(がくばん)。また、足の指には木の葉のような水かき(弁足)があり、これが彼らの優れた泳ぎ手であることを物語っています。

オオバンはカモの仲間のように見えますが、実はバンやクイナと同じツルの仲間。見かけによらず、その身体能力は高く、水中では素早く泳ぎ、潜ることもできます。水辺での生活が主ですが、陸上を歩く姿も見られ、その際には「キュイッ」という特徴的な声を出します。
食性は雑食で、主に水生植物を好むものの、魚類や昆虫、さらには鳥類の卵や雛までも食べることがあります。そして、繁殖期には水辺や水生植物の中に植物を積み上げた巣を作り、1〜13個の卵を産むことが知られています。
日本では以前は関東より北で主に繁殖していましたが、近年ではその数を増やし、日本全国で見ることができます。また、その姿は西洋でも美や雅のシンボルとして見られております。しかし一方で「as bald as a coot」という「額がハゲあがっている」という表現もあるそう…?不思議ですね。
水辺の生態系に不可欠な役割を果たすオオバン。その魅力を知れば、次に野鳥観察をする際、彼らにもっと注目してみてはいかがでしょうか。美しい黒い羽、白い額板を持つ彼らの存在は、私たちの自然観察をより豊かなものにしてくれることでしょう。

