こんにちは、みなさん!日本の自然には、小さな驚きがいっぱいなんですよ。その中でも特に愛らしいのが、キクイタダキです。
たった体長10cmで、翼を広げても15cmほど。体重は軽やかな3~5gと、小鳥の中でも特に小さな存在です。何と言ってもその美しい冠羽。黄色と黒で縁取られた頭頂部は、まるで小さな菊の花のよう!実はこの冠羽が、キクイタダキという名前の由来になっているんですよ。ただ、雌には赤い斑点がないのが特徴です。

キクイタダキは、ヨーロッパやアジアの針葉樹林に広く生息していますが、日本では本州の亜高山帯から高山帯にかけて見られることが多いですね。冬になると、平地の林や公園でもその姿を見ることができます。針葉樹に固執する習性があり、小さい体と細い嘴を使って葉の茂みから獲物を捕らえます。時にはカマキリに狙われることもありますが、その敏捷な動きで巧みに生き抜いているんですよ。
声は「チィチィチィ・・・チリリ」「ツチツチツチ、チリリリ」という高く早口の鳴き声で、繁殖期にはその愛らしい声を聞くことができます。オスが頭の冠羽を逆立てて美しいディスプレイを見せることも。メスを魅了するための、小さながらも力強いパフォーマンスです。巣作りはオスが外側を、メスが内側を担当。獣の毛を使って温かいベッドを作るんです。
ヨーロッパの伝承では、「鳥の王」として知られるキクイタダキ。その頭頂の冠羽が、まるで小さな王冠のように見えるからです。学名「Regulus」はラテン語で「小さな王」という意味。なんともロマンティックなエピソードですね。ルクセンブルクの国鳥にもなっているそうです!
ほんの少し注意して見ると、公園や山間部でキクイタダキの小さな世界を垣間見ることができます。日本の自然が育んだ、小さな宝石のような存在。次にお散歩に行ったときは、彼らの姿を探してみてくださいね。きっと、日常に新たな発見と喜びが加わるはずです。

