年間7万キロ!北極から南極へ、そしてまた北極へ。キョクアジサシ

豆知識

みなさん、こんにちは!キョクアジサシという小さな鳥をご存じですか?体長わずか35cm、ハトくらいのサイズなのに、なんと地球規模の大冒険を毎年のように繰り返しているんです!

キョクアジサシは夏羽の成鳥は、赤いくちばしと足、黒い頭に、背中はすっきりとした薄い灰色。一方で、冬羽になるとくちばしと足は黒っぽくなり、後頭部が黒くなるという変化も。季節ごとに「衣替え」するその様子からも、キョクアジサシの旅の始まりと終わりを感じ取ることができます。ちなみによく似たアジサシの仲間と見分けるポイントは、くちばしと足の長さが少し短めなこと。そして、鮮やかな赤色のアクセントが目印!

(素材提供元:Wikipedia / By Jamumiwa) 

最大の特徴は、地球の北極圏と南極圏を行き来する「最長の渡り」をすること。夏には北極圏で子育てをして、寒くなる前に南極圏へ旅立ち、また別の“夏”を満喫します。つまり、1年のうちに「夏を2回」経験するという生活スタイルなのです。その旅の距離、なんと往復で最大7万2,000km!キョクアジサシの一生の飛行距離が約240万km、なんと地球を約60周する距離にもなるとか。あまりに桁外れで、思わず笑ってしまいますよね。

渡りのルートは風や海の流れ、餌の場所によって微妙に変わります。海上を滑空しながらエサを探し、小さな魚などをついばんで体力をキープ。ときには上昇気流に乗って長距離を滑空し、エネルギーを節約しながら移動するという、た達人です。

ちなみに、日本では渡りのルートから外れているため、めったに見ることはできませんが、たま〜に迷い込んでくる「迷鳥」として観察されることも。キョクアジサシの旅に、ちょっとだけ思いを馳せてみるのも楽しいかもしれませんね!では、また次回!