こんにちは、トリまめの読者のみなさん。今回は、まるで幻のような可愛らしさを持つ「ヒメカモメ」について、お話ししましょう。ヒメカモメは、その名の通り「姫」のように小さく、愛らしいカモメなんですよ。
ヒメカモメは、全長約25~30cmと、カモメの中でも最小級。ユリカモメと比較すると、そのサイズは約半分。そのサイズはヒヨドリくらいで、想像してみるとその小ささに驚かれるかもしれませんね。頭部は白く、灰黒色の斑点があり、背中は薄い灰色で、胸から腹、尾羽、初列風切羽は白いのが特徴です。さらに、細く黒い嘴やサーモンピンク色の短い脚も、その可愛らしさを際立たせています。

驚くべきはそのレアさ。1980年に北海道で国内初記録されて以来、日本ではほんの数件の記録しかないんです。まさに「幻の鳥」と呼ぶにふさわしい存在です。分布はユーラシア大陸の北部から西シベリア平原、バイカル湖東部にわたり、冬季には地中海地域や日本海地域、北アメリカ大陸東部の沿岸にも姿を見せるそうですが、日本にはめったに現れません。
ヒメカモメを見る機会は非常に稀ですが、その小さくて可愛らしい姿は、見る人の心を一瞬で鷲掴みにすることでしょう。まるで絵本から飛び出してきたような、この小さなカモメに出会えたら、きっと特別な一日になるはずです。次に海辺を訪れる際は、ぜひヒメカモメに出会えるかもしれないという期待を胸に、周りの鳥たちにも注目してみてくださいね。

