こんばんは、みなさん!今日は日本の高山に生息する神秘の鳥、ライチョウのお話をさせていただきますね。
ライチョウは、氷河期の名残を今に伝える貴重な鳥。北半球北部に広く分布していますが、日本のライチョウはその中でも最南端に位置します。現在の分布域は、頚城山塊、北アルプス、乗鞍岳、御岳山、南アルプスなど、標高の高い冷涼な場所にお住まいです。とても特別な存在で、日本では国の特別天然記念物に指定されているんですよ。
体長37cmのライチョウ、足は体と比較して大きいです。夏は褐色、冬には純白の羽毛に変わるんです。この変化は、季節ごとの生活に適応するための賢い戦略。特に冬の白い羽毛は、雪にまぎれて身を守るためのカモフラージュになっています。

羽毛はとてもユニークで、その構造が空気を含んで体温を逃がさないようになっているんです。足もふわふわの羽毛で覆われていて、まるで自然の中の小さな雪の靴をはいているよう。モフモフです。寒い高山での生活には、こんな工夫が必要なんですね。
そして、食生活も興味深いです。主に高山植物の芽や種子、冬場はダケカンバの芽を食べます。植物の繊維を消化するために、腸内細菌の力を借りているんですよ。
ライチョウは古くから日本の文化にも深く関わってきました。江戸時代には「らいの鳥」として、火難や雷難よけの信仰の対象とされていました。しかし、その由来は謎に包まれています。また、文献上では、1200年の『夫木和歌抄』で後白河法皇によって詠まれた歌が最初の記録とされています。
次に高山に登る時は、もしかしたらライチョウに出会うかもしれません。その時は、この氷河期から生き残った貴重な鳥を、優しい目で見守ってあげてください。氷河期の息吹を感じながら、ライチョウとの特別な時間を楽しみましょう。

