みなさん、ハチクマという鳥をご存じですか?名前だけ聞くと蜂と熊の混ざったような生き物を想像するかもしれませんが、実はハチクマは、蜂を主食とするタカの仲間なんです。この鳥の生活や特徴について、少し詳しくお話ししますね!

ハチクマは体長57~61cmほどで、 メスの方がちょっと大きめです。他の猛禽類と比べて短く、体色は暗褐色から淡色まで羽の色や模様は個体差があって、識別しやすいんです。オスは翼の先端と尾羽に黒い帯が2本、瞳は黒色。一方、メスは帯が細くて瞳が黄色です。この違いで見分けるのが楽しいですよ。
ハチクマの最大の特徴は、その食性です。彼らは主にスズメバチやアシナガバチといった蜂類を捕食します。特に夏と冬には、蜂の巣に詰まった幼虫や蛹を巣ごと引き剥がし、巣に運んで子育てをします。驚くことに、地中に巣を作るクロスズメバチやオオスズメバチの巣も、上から掘り起こして捕食してしまうんです。蜂が少なくなる秋から冬にかけては、昆虫や小鳥、カエル、ヘビなども食べることがあります。

蜂を捕まえるときに刺されないか心配ですが、ハチクマはしっかり防御しています。頭の羽毛が厚くて蜂の毒針が貫通しにくいんです。さらには、蜂の毒が効かない免疫を持っているという説もあります。ハチクマが蜂の巣を襲うと、蜂たちはなぜか反撃しなくなることが多いんです。不思議ですよね。フェロモンや嫌な臭いを出しているのかもしれません。
ハチクマは初夏に日本にやってきて、九州以北で繁殖します。秋になると東南アジアに渡って越冬するんです。毎年同じ場所に戻ってくるので、巣も再利用されてどんどん大きくなります。この大きな巣の下では、ハナムグリの一種であるアカマダラコガネの幼虫が育つという、自然の循環も見られます。すごいですよね!
ハチクマの蜂の巣を探し当てて食べる習性を持つ彼らに、次に会う時はぜひ注目してみてくださいね!では、また次回!

