みなさん、こんにちは!ヘラサギという鳥をご存じでしょうか。この鳥、一見すると普通のサギのようですが、実はトキ科に属するという意外性を秘めています。今回は、そんなヘラサギの魅力に迫ってみましょう!
体長約85cm、翼を広げると約125cmという大きさ。全身の羽毛は美しい白色で、夏には喉や胸に黄色みを帯び、冬には少し色が薄れます。頭上の後方へ伸びる羽冠、嘴の先端は黄色で足は黒色です。オスはメスより少し大きい。ヘラサギは日本では珍しい冬鳥として知られており、北海道から南西諸島まで幅広い地域に飛来しています。九州では毎年のように飛来が確認され、定期的に越冬する場所も増えています。干潟や湿地に飛来し、食事する姿は、自然観察のチャンスですよ!

ヘラサギの一番の特徴は、なんといってもそのユニークな「しゃもじ型」のくちばし。英語名では「Spoonbill」とスプーンに例えられています。このくちばしは、彼らの食事の際に大活躍します。水中でこのくちばしを左右に振り、触れた魚や甲殻類を器用に捕まえるのです。他のサギ類が視覚を頼りに獲物を捕るのに対し、ヘラサギはこの感覚的な方法で食事をするんですね。
ヘラサギは、枯れ枝を使って皿型の巣を作り、一度に3-4個の卵を産みます。雌雄で抱卵し、子育ても協力して行うのですが、鳴き声を聞くことができるのは繁殖期で、日本では鳴き声を聞く機会はほとんどありません。「フー フー」「ウフーウフー」と鳴きます。
また、飛ぶ時に首を伸ばすスタイルは、サギ科の鳥とは異なります。立ち姿もサギ類よりやや前のめりで、全体的に頑丈な印象を受けます。
ヘラサギのくちばしやその生態は、まさに自然の不思議ですね。この珍しい鳥を見かけたら、是非その特徴を観察してみてください!では、また次回お会いしましょう!

