口笛ような鳴き声!自然と文化の間、ウソ

豆知識

みなさん、こんにちは!今日はちょっと変わった名前を持つ鳥、「ウソ」についてお話ししましょう。ウソは、その愛らしい外見と鳴き声で知られる、日本でもお馴染みの鳥です。

ウソは、スズメより少し大きめの全長約15cmの鳥です。体全体はグレーで、頭、翼、尾は黒く、オスののどもとは鮮やかな赤色をしていて、本当に目を引く美しさです。草木の種や木々の芽、虫なども食べます。サクラやウメの花のつぼみをそっとついばんだりもします。

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日本では、本州と北海道の山地の針葉樹林で繁殖し、冬には平地の林でも姿を見せます。一般的には漂鳥とされていますが、冬になると海外から渡来することも確認されているんですよ!

実はウソの語源は、古語の「うそぶく」でこの鳥の声が口笛に似ていることから来ています。「フィーフィー」と鳴く声は、まるで人が口笛を吹いているよう。とてもやさしく、聞いていると心が和む鳴き声は、昔から多くの人々に愛されてきました。江戸時代には「弾琴鳥」や「うそひめ」と呼ばれることもあったんですよ。

日本の文化においてもウソは特別な存在です。太宰府天満宮や亀戸天神では、「鷽替え」という神事が行われてきました。これは、ウソと嘘をかけて、木彫りの鳥に一年の嘘を託し、悪事を善事に切り替えようとする行事です。参拝者は祭日の夜に境内で木彫りを交換し合い、金ウソあるいは当り礼と替え得た人はその年の幸運を得るとされているんです。

とても魅力的で、日本の自然と文化に深く根付いたウソ。次に見かけた時は、ぜひその美しい姿と鳴き声に耳を傾けてみてくださいね。