サシバと始まる春、帰還する季節と鳥

豆知識

みなさん、こんにちは!春が深まる時期、遠い南から日本へ帰ってくる鳥たちの中で、特に目立つのがサシバです。彼らの帰還は、春の訪れとともに、私たちに自然が新たなサイクルを始めたことを教えてくれるんですよ。

サシバは体長47~51cmの中型のタカ。ハトより一回り大きく、ハシボソガラスくらいのサイズです。オスは頭部が灰褐色、胸は茶褐色で、のどは白く中央には黒い縦線が特徴的。一方、メスはオスよりも眉斑が目立ちます。腹部に淡褐色の横縞があります。時には、全身が黒褐色の珍しい暗色型のサシバもいて、見分けるのが楽しいんですよ。

(素材提供元:photoAC) 

主食は、ヘビやトカゲ、カエルといった小動物や、セミ、バッタなどの昆虫類。人里近くの水田などで巧みに狩りをし、その俊敏な動きは見る者を魅了します。

「ピックイー」というクリアでよく通る鳴き声は、サシバの特徴の一つ。この声を「キッスミー」と聞く人もいるそうです。その声には、春の訪れを感じさせる何かがあります。標高1,000m以下の山地の林に巣を作り、子育てをします。

秋には、彼らは大群を作って南へ長旅に出ます。その速さと言ったら、平均時速約40キロ。一日平均480km前後を移動し、12時間ノンストップで飛び続けることもあるそうです。そして、奄美大島では、国内最大級の越冬地として知られていて、約2000羽が冬を越すんですよ。さらに渡りの途中で蚊柱のように見えるサシバの大群を「鷹柱」と言います。宮古列島では疲れ果てて休むサシバを「落ち鷹」と呼ぶんだとか。自然の一幕を私たちにみせてくれますね。

彼らの生息地が減少している現状があります。サシバの帰還は、ただ春が来たことを知らせるだけでなく、自然との共生を考えるきっかけを私たちに与えてくれますね。サシバの姿をこれからも楽しみにしてくださいね!では、また次回。