冬の寒さが厳しい季節、私たちの周りの自然も少し静かになるかと思いきや、実は小さな鳥たちが賑やかに過ごしているんですよ。今回は、そんな冬の森でよく見られる「カラの混群」という現象について、お話ししましょう。
「カラの混群」とは、シジュウカラ、ヤマガラといったシジュウカラ科の鳥を中心に、コゲラ、メジロなど異なる種類の鳥たちが一緒に群れを作ることを指します。これが冬の森の中で繰り広げられる絶妙な共演なんですよ。
では、なぜこれらの鳥たちは混群を作るのでしょうか。その最大の理由は「安全」です。多くの目を持つことで敵を早く発見し、迅速に逃げることができます。また、警戒の負担が減ることで、餌を探す時間が増え、効率良く食べることができるんですね。
シジュウカラ科の鳥たちの体温は約39℃と高く、寒い冬でも一定の体温を保つためには、効率よく餌を探さなければなりません。これが「混群」を作る大きな理由の一つとされています。
混群に出会うと、まず耳にするのはたくさんの鳥たちの鳴き声。色とりどりの鳥たちが飛び交います。ただし、混群は歩く人の速さで移動するため、立ち止まって見ているとあっという間に通り過ぎてしまいます。また、いつも同じ場所で同じ時間に現れるわけではないので、出会えたらラッキーと思ってください。
冬の寒い日でも、身近な自然の中で小さな鳥たちの賑やかな共演を楽しむことができます。次のお散歩の時は、ぜひ耳を澄まして、小さな鳥たちの声に耳を傾けてみてくださいね。きっと、新しい発見があるかもしれませんよ。

