V字編隊飛行!白いおでこのマガン

豆知識

こんばんは、みなさん。冬の寒空を美しいV字を描きながら飛ぶ「マガン」。この大型の水鳥は、その優雅な姿で多くの人々を魅了してきました。今日は、そんなマガンについて、少し詳しくお話ししましょう。

マガンは体長65~86cmの大きさ。体の上面は暗褐色で、黒みを帯び、尾羽の付け根は白く、その美しい羽衣はひと目で心を奪います。特に、ピンクやオレンジ色の嘴と、その上の白い斑紋が印象的。この白い額が、英語名や中国語名で「白いおでこ(white-fronted)」と表現される由来です!しかし、幼鳥の頃はお腹の縞模様もなく、額も白くないため、見分けが難しいことも。似た外見の「ヒシクイ」と間違えられることもありますが、ヒシクイは嘴が黒いので、ここで識別できます。

マガンは冬の日本に渡来する鳥としても知られています。かつては狩猟の影響で減少しましたが、今では国の天然記念物に指定され、保護されています。

(素材提供元:photoAC

驚くべきは、その飛行スタイル。マガンは「雁行(がんこう)」と呼ばれるV字編隊を組んで飛びます。これは風の抵抗を減らし、効率的に長距離を移動するための知恵。疲れた先頭の鳥は後ろに下がり、次の鳥がリーダーになるという協力プレイも見せます。

また、マガンは「ねぐら発ち」と「ねぐら入り」という習慣があります。朝、一斉に飛び立ち、夕方には食事を終えてまた一斉に帰巣する姿は、和歌や俳句、絵画など、日本の文化にも深く根付いています。昔から愛される存在だったのですね。

マガンの旅は、まるで古の詩の一節のように、冬の日本の空を彩り続けます。次に空を見上げた時、彼らの美しい飛翔を見つけたら、少し立ち止まってその姿を心に刻んでみてはいかがでしょうか。