こんにちは!みなさんは「シメ」という鳥をご存知でしょうか?
ひそやかに舞い降りる、愛らしいシメ。この小鳥は、体長約19cmで、ちょっぴりスズメより大きめ。オスは、頭の上部が茶褐色、耳羽が灰色で、太く大きな鉛色の嘴を持ちます。冬には嘴が肌色に変わるのが特徴です。対して、メスはオスより色が淡く、風切羽の一部が灰色。ちょこんと短い尾、そして何とも言えず愛嬌のあるふっくらした体型です。その顔には、まるで隈取りのような模様があり、鋭い眼差しが印象的。

シメは季節の移り変わりと共に、住む場所を変える渡り鳥です。渡る時には、大きな群れを作る姿も見られます。日本では、北海道での繁殖後、秋になると本州へと旅立ちます。意外にも、この鳥はヨーロッパでもよく見られ、ユーラシア大陸全域に広がる少し神秘的な存在。
シメの魅力の一つは、その大きなくちばし。30kg以上の力で硬い種子を器用に割って食べるんです。エノキやカエデなど、普通の鳥には少し難しい食事も、シメにとっては朝食前ですよ。波打つような飛び方と、「チチッ」「ツイリリーッツー」といった独特な鳴き声が聞こえると、心が和みますね。
名前の由来は、「シー」という鳴き声と、鳥を意味する「メ」から。また、くちばしの色から「蝋嘴鳥(ろうしょうちょう)」という愛称もあるんですよ!
オスはメスに対して、羽を広げてお辞儀する愛情深い求愛行動を見せます。2羽で嘴を触れ合わせる姿は、まるで絆を確かめ合うようで、とても微笑ましいです。シメの鳴き声に耳を傾けてみてください。その力強くも優しい姿に、きっと心が温まるはずです。では、また次回お会いしましょう。

